交通事故に遭ったら絶対にやってほしいこと〜3つ憶えて帰ってください!

2021年に発生した交通事故は約30万件。

負傷者は約36万件。

https://www.itarda.or.jp/situation_accidents

そのうちの一人が私でした。

しかし日本の人口が約1億2千万人。36万人はそのうちの0.3%に当たります。

そう考えると、宝くじで1等に当たるよりは高い確率ではありますが(宝くじは0.000001%)一生のうちに交通事故に遭う人は多くはないのかも知れません。

しかし、備えあれば憂いなし。

その少ない確率に当たった私ですが、その時に絶対やっておいて欲しいことを挙げてみたいと思います。

(被害者になった時に意識がある状態であることの場合、また周囲に人がいる場合になります。)

1.警察・救急車を呼ぶ!

「少し当たっただけだから」「今は痛くないから」等、時間がなかったり、相手を気遣ったりして、「警察や救急車を呼ぶほどではないから」と連絡せず、後から痛みが出てきたり、車両の故障がわかったりすることがあります。

絶対!呼んでください!自分で呼べなかったら、周りの人に呼んでもらってください!

警察が来れば、自分ができない状況にあったも、相手の連絡先もちゃんと確保してくれますし、周囲の方に状況を聞いて情報収集してくれます。

救急車ですが、今の状況で受け入れてくれる病院があるかどうか・・・という心配もありますが、事故直後の身体の状況をちゃんと画像に残しておくことが重要です!

救急車呼ぶなんて大袈裟だと思ったり、入院するほどの怪我でもないしと思ったとしても、ちゃんと病院に行ってください。

画像によって残しておくことによって、「事故による疾患」を証明することが出来ます。事故による疾患かどうか、それによって治療費の支払いの負担が変わってくることもあります。

被害者であるなら、相手方の保険会社が治療費諸々を負担することになりますが、あとでゴタゴタにならないように、ちゃんと病院に行きましょう!

2.痛みや不調があったら病院へ!

少し大袈裟かな〜と思っても、痛みや違和感があったなら、整形外科、脳外科、耳鼻科、神経内科など、総合病院で聞いてみて、面倒でも受診しておくのがベターです。

交通事故の怖いところは、その時痛くなくても、後から痛みや不調が出てくること。

私は足首とめまい、後頭部挫創の痛みに加え、車両と当たったと思われる左半身の痛みが次の日から出てきて、肋骨まで痛くて泣きました。加えて、捻挫と思われて「全治2週間」と診断されていた足首が、2週間経ってから骨折していたと分かり「全治4ヶ月」となりました。

あとは首が今でも左側が右側ほど回りませんし、リハビリをしても正座をすると痛みが出て短時間しか出来ません。今は肩から両腕にかけて痺れが走ることもあります。

不調が出たらちゃんと病院に行って検査してもらう。

仕事もあるのでなかなか行きづらいかも知れませんが、ここは大事なところです!

本当にざっとですが、一番しとかないといけないこと2つを挙げさせてもらいました。

●相手方の保険会社と過失割合や経費負担、通院する病院について合意形成する。経過を報告する。不明な点は聞いておく。

●仕事中の事故なら労災保険を使用することになるので、会社に報告する。休職するなら補償をどうするか相手方の保険会社と話し合ってもらう。

●自分や家族の保険で弁護士特約があるなら、できたら使ってやりとりしてもらう。

など細かいところはいろいろあります。

私の遭遇した事故は「昼間」「人通りの多い場所で」「相手方も逃げることなく」「意識があり」「スムースに搬送され」「比較的軽傷と診断された(実は重症だった)」という、幸運なケースだったのかも知れません。

相手の車にドライブレコーダーはつけてなかったですが、目撃者が多数いたこと、相手方が多分正直に事故の状況を話してくれたようで、警察でも大きな食い違いはなく、調書を作成できました。

交通事故に遭うと、書類などの手続きもいろいろとあって、本当〜に面倒です。こういうやりとりは消耗するので、私も二ヶ月近く経ってようやく元気になってから出来るようになりました。

「相手も自分も、あの一瞬注意していれば、こんな事にはならなかったのに」と何度思ったことでしょう。

でも起きてしまったことは仕方のないことです。

ここからどうやってこの事故車のようになった身体で生きていくか、立て直すのは自分しかいません。

もうひとつ、大事なこと。

3.自分を責めない。とにかく療養する。

事故に遭うと身体もつらいですし、メンタルがやられます。

「なんで私がこんな目に合わないといけないんだ。」「私が不注意だったから悪かったんだ、みんなに迷惑をかけてしまった」「これからこの身体が元のように治るのだろうか」「後遺症が残ってしまったらどうしよう」

もうあらゆるマイナス思考に襲われました。会社の仲間にどれだけ迷惑をかけているか。家族に負担をかけているか。

そう思うと、本当に「なんで私は事故になんて遭っちゃったんだろう」と思って泣けてきました。

でも会社側も同僚も「とにかく今は身体を治して!シフトも見ない!」と療養に専念させてくれました。

家族も「伊吹が悪いんじゃないよ、お互い様だから、元気になったらお願いね」と言って、いろいろな負担を負ってくれました。

私は恵まれているのかもしれない。

そんな風に思えたのは、体が元気になってきた頃なんですけどね。

そして、いつの頃からか「あ、今私は幸せだなあ」と感じる瞬間がたくさん出てきたのです。今も思います。「生きててよかったなあ」って。

とにかく、身体が痛い時はダメです。考えちゃ。

めっちゃメンタル落ちます。夜、いろいろ考えてしまいます。寝ましょう。寝て、治しましょう。食べて栄養摂って、リハビリ頑張って、眠って。

休めるのは今。人生の中でこんなに休む時はないです。とにかく休む。それに専念しましょう。

ざっくりですが、もしこの先、事故に遭ってしまったら、この3つは憶えておいてくださると、私も事故に遭った甲斐があるってなものです!

伊吹 について

いつもどこかが痛い人生。 なので目が覚めるたびに「あれ?夢かな?」って思ってる毎日。 帰ってきたヅカオタ。 いつも心に煉獄さん。 反抗期の子どもがひとり。つらい。 2008年からのブログ→https://blog.goo.ne.jp/ritsuko-11
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