人生の終わりはいつ来るのか

こんばんは。

コロナ感染者がどんどん増えていますが、私の子どもも感染し、濃厚接触者としてうちに籠っております!

その間、姉が差し入れを持ってきてくれるんですが、インターホンを鳴らして、ドアノブにかけてくれます。姉に会いたいけど、会えないなー、寂しいなーと思っています。

今日も姉がドアノブにかけてくれ、インターホンで話している最中に、「ごめん、電話かかってきちゃったから帰るね!」と行ってしまいました。寂しい…

でも、姉がうちには90歳になる義父と、86歳の義母が同居しています。2人とも認知症以外にも心臓や糖尿病を患っており、3年前に引き取った時から少しずつADLが落ちてきています。

特に義父が最近寝ている時間が増えてきて、食事以外は殆ど寝ている。(たまーに2日位ハイになって元に戻り、夜通し起きている時があるそうなのです。)食事量も減ってる。そして、そこにないものが見えてきたそうです。

お義父さんには、何が見えているのか。「人がいるぞ」と言われた時は姉は相当驚いたそうです。もちろんお義父さんが指し示すところには人なんていません。あとは「紅葉が見える」「猫がいるぞ」「犬がいる」など、お義父さんには見えるものがある様です。

「看取り」というのは

先日、定期の診察に行ったところ、「年齢も年齢だから、在宅診療に切り替えましょう」と言われたそうです。本人を目の前にして「お看取り」という言葉も出たそうで。(でも本人は聞いてても理解できてない様でした)

「あー、在宅診療に切り替えを勧められたかー」と、私は思いました。医師から見て、義父は長くないなのかな、と。在宅診療で往診してもらっていると、自宅で亡くなった時、警察が入らなくても良くなります。

看取りとは↓

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/tyojyu-shakai/mitori.html

義父の人生の終末期がはじまったのかな…と、姉も薄々気付いていましたが、医師に言われると流石に重かった様です。

でも、私たちの両親は7年前と2年前に、母は70歳、父は79歳で亡くなっています。個人差はありますが、人が亡くなる前にはどんな状態になるか、少しは分かります。

母は病気が一気に進んであっという間に亡くなりましたが、父は少しずつ身体の機能が落ちてきて2ヶ月くらいの後に亡くなりました。まずは耳が、次に目が見えなくなってきて、食事も自分で摂れなくなり、持病が悪化して、高カロリーの飲料で栄養を摂っていましたが、それも負担になる様になって。

父は美味しいものを食べるのが何より好きな人だったので、「お父さんが食べなくなったら終わりだね」と笑い話で言っていたのですが、本当にその通りでした。「人間、口から食べられなくなったらそれが終わりなんだな」と思いましたし、自分もそれで終わりにしてほしいな、と思ったものです。

父の時は父自身に「どこまで延命するか」という事をヒヤリングしていたので、最期は父に意志を確認しました。これは、私が娘で、父と同居していたからこそ、毎日の生活の中で聴けた事でもあります。

姉は言います。「私は嫁だからねー」と。

私たち姉弟は40代で両親の介護が終わりましたが、義兄は50代でご両親は80代後半、義兄は50代。同居が始まって3年半。ご両親の心身の衰えは見ているものの、義兄達はやはりまだ心の準備が出来ていない様です。

嫁が「延命治療どうします?」とか「最期はうちかいい?」とは、聞きにくいですよねー。そこはお義兄さんがちゃんと聞いておいて欲しいところ。実際、今のご両親の状態では、認知症が進んだため理解が難しく、子どもたちが意思決定しないといけない現状です。

いつになっても、いくつになっても、「親が死ぬ」なんてことは、考えたくない事なんだなと思います。

しかし、直接的で主たる介護者は姉なので、いざと言う時にどうしたら良いか、困る事にならないと良いなと思います。

「食べられなくなったら点滴したら良いか」と義兄が言っていたそうですが、点滴をするとどんな状態になるか。胃瘻は?経鼻経管栄養は?では何も摂らないならどうなるのか?それを受け入れられるのか?

難しいし、直視したくないと思いますが、親が人生の最期をどの様に考えているか、ちゃんとお話しておく事をおすすめします。

伊吹 について

いつもどこかが痛い人生。 なので目が覚めるたびに「あれ?夢かな?」って思ってる毎日。 帰ってきたヅカオタ。 いつも心に煉獄さん。 反抗期の子どもがひとり。つらい。 2008年からのブログ→https://blog.goo.ne.jp/ritsuko-11
カテゴリー: 認知症 タグ: パーマリンク

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